わんちゃん、ねこちゃん、うさぎさん、ハムスターさん、ハリネズミさん、フクロモモンガさん、ミニブタさん、カメさんの飼い主さんにとって不妊手術をするかどうかは非常に大きな問題です。
この問題を解決するには、いろいろな角度から考えて決めなければなりません。
不妊手術をするメリットとデメリットを挙げてみます。
■不妊手術をする場合のメリット
  1.  発情の時期のストレスから開放される。年間を通じて健康状態が安定しやすい。
  2.  発情に関連する行動が軽減される(外に出たがる、マーキング、遠吠えなど)
  3.  病気の予防につながる(睾丸、前立腺、子宮の病気、乳ガンなど)
  4.  ウサギ、ハムスター、ハリネズミ、カメの雌性生殖器疾患の予防
  5.  フクロモモンガの自咬症の予防
■不妊手術をする場合のデメリット
  1. 健康なのにメスを入れるのは痛い思いをして可哀相
  2. 麻酔をかける
  3. 太りやすくなる
メリット、デメリットをよく考えた上で、その仔にとって最適な選択をしなければなりません。
通常は入院1泊2日(手術当日の午前中来院、翌日退院)
※手術当日の食餌・飲水は避けてください。
※手術前に血液検査を行います。
不妊手術は事前に御予約が必要です。お電話にてご確認ください。

※各種動物の不妊手術はドイツ製VIO300Dシーリングシステム(ERBE)にて行います。
※うさぎさんの手術はワンちゃんネコちゃんと同様に、硬性鏡により気管挿管を行い、静脈点滴、ベアーハガー(3M)による体温管理下にて行います。
※フクロモモンガさんの不妊手術後はエリザベスカラーを装着します。
※カメ類の卵巣卵管摘出術は甲羅を切ることなく、前大腿部アプローチにより行います。