動物医学情報 トップ > EXOTIC ANIMAL: 2010年10月 のエントリー 一覧
カーペットパイソンの結腸脱

 カーペットパイソンは美しいニシキヘビの仲間です。ヘビはあまり病気をしない動物ですが、時に大きすぎる餌や異物を飲み込んでしまい腸閉塞になってしまうことがあります。非常に珍しいケースですが、ヘビがいきむことで詰まってしまった腸ごと総排泄孔から出てしまう結腸脱が認められることもあります。放置する時間が長くなってしまうと腸が壊死してしまう可能性もあるため、早めの手術が必要です。

pay1.JPG
pay2.JPG
pay5.JPG
 
    異物摘出後、粘膜・粘膜下織を縫合した後、漿膜を縫合し結腸を元の位置に整復します。pay3.JPG
pay4.JPG
pay6.JPG
pay7.JPG

 

フクロモモンガのペニス脱・自咬

 フクロモモンガは本来、群れで生活する動物です。しかしながら、飼育下では単独飼育が多く単調な生活が原因で自分の体を自分で傷つけてしまう自咬症が頻発します。特に性成熟を迎えたオスは自分のペニスを咬みちぎってしまうことがよくあります。

 自咬しているフクロモモンガを発見した場合は早期に動物病院で対処してもらう必要があります。放置しておくと、尾を咬みちぎり、総排泄孔全域に損傷をあたえてしまうことがあります。

 ペニスを自咬している場合は、まず尿道口へのダメージがないことをカテーテルにて確認したうえで、壊死部位を治療し、カラーを装着します。

jiku2.JPGのサムネール画像
jikou3.JPGのサムネール画像