ペット爬虫類におけるメスの単独飼育では卵形成にかかわる様々な疾病が存在します。
卵胞鬱滞、卵塞、卵管蓄卵材症が代表的なものとしてあげられます。
カメレオンは有鱗目のなかでも特に卵塞が多くみられます。
治療は内科的治療と外科的治療があります。外科的治療を選択する場合、飼い主様が今後の産卵を望まれるかどうかを確認することが大切です。今後の産卵を希望される場合には、卵管切開による卵摘出を行いますが、そうでない場合には、卵巣卵管摘出術を行います。右卵巣は副腎、後大静脈と接しているため、慎重に摘出する必要があります。